9/1
1月から4月までやっていた週記を再開させたくなったので、再開した。休止期間に何をやっていたか簡単にまとめておく。
まず組合せ論サイトを作った。月刊組合せ論Natoriを中心に様々なコンテンツを掲載予定。しかしNatoriは現在研究に集中するため休載中。
次に、オリジナルキャラクターを作った。このブログに紹介記事がある。絵を描いたり話を書いたりした。
yukicoderで群論コンテストを開いた。
最後に、漢字ブームが発生した。そのせいで数学のモチベが下がっている。組合せ論サイトの次は漢字学習サイトを作ろうとしている。
なぜ漢字ブームが起きたかを考えてみる。2021年ごろにも漢字に興味を持ち、何か漢字に関するおはなしを作ろうとしていた。そのときに作ったキャラが上でも紹介した花鶏である。結局おはなしは作られなかったが、2022年くらいにまた興味を持ち始め、おはなしを1話作った。その後はまた数学にハマるが、今年の7月にふと思い出し、2話目を作った。このとき、自分で作ったキャラなのに好きになってしまい、勢いで脳内イメージをイラスト化した。その結果、キャラをますます好きになった上に、彼女の影響で漢字のこともますます好きになった。時を同じくして漢字でGOが流行り、完全に漢字の虜となった。
そんなわけで、漢字の勉強をしたい気持ちになっている。当初は漢検1級の勉強をしようと思っていたが、準1級の勉強をすることにした。準1級は一応持っているが10年以上前の話なので、忘れている部分も多そう。再受検をしてもいいがそこまではしないかもしれない。漢検の世界では1級や準1級を何度も合格する人たちがいるので、2回受検すること自体は変な話ではない。なんぼあってもいいですからね。
とはいえ、数学系のM2であるから、本業は数学でないといけない。しかし最近はモチベが低い。思い返せばぼくは色々なものにハマったり飽きたりを繰り返す人間だった。いつかは漢字に飽き数学にまたハマる日が来るのだろうか。
整体に行ったエビというネタがある。背の曲がったエビが整体に行くことでまっすぐになるというものだ。曲がったものがまっすぐなものになるという変化はリー群とリー環の関係と同じなのではないかと思い、次のようなツイートをした。
https://t.co/VVe3ebXLxU pic.twitter.com/uRXA4NmL0u
— 箱 (@hako111223) 2023年9月1日
おはなしを書いて友人に送った。前の週記ではポエムと呼んでいたものだが、適当に書いた文章をポエムと呼ぶのは詩人に失礼なのでおはなしと呼ぶことにした。
9/2
23時就寝、7時起床。以前週記を書いていたころと比べると格段に整った生活リズムになっている。人間の生活リズムは1日25時間なので、それに従って生活することで少しずつ就寝・起床時間をずらしていき、ちょうどよくなったところで頑張って維持する生活に切り替える。夏休みは予定がないので生活リズムの矯正ができた。
Skeb依頼を出した。承認されるといいな。ところで、昔のSkebアカウントではえっちな絵もリクエストしていたが、今のアカウントでえっちな絵をリクエストすると性癖が知られてしまう。ぼくの尊敬するこたつがめさんは致したときに使ったものを公開しているので、ぼくもそれを見習って性癖を公開していくべきなのかもしれない。いつか公開するでしょう。
数学のアイドルグループが必要という主張があるらしい。数学をしながらアイドルを目指すというおはなしを書こうとしたことがあるが、あまり執筆が進んでいない。ある程度書けたら組合せ論サイトに載せたい。
帯「数学の『アイドルグループ』が必要です」
— 古賀 真輝 『数学の世界地図』発売中 (@4p_t) 2023年9月1日
ほんまにそう。
そういう意味では僕はアイドルになりたい。 https://t.co/n4Okhgoqz1
この記事をようやく読んだ。働くのに致命的に向いていない人間はいるんだよなあ。本当にこういう人たちも働かせないといけないのだろうか。
Bさんのように働く能力が低い人間は最終的にシュレッダー係のような誰でもできる仕事に回されがち。しかしDXやAIの導入などでこういった簡単な仕事はどんどんなくなっていく。企業はますます働く能力の低い人間の採用に慎重になるだろう。このままではいけない。
2時間ほどおひるねしてた。ピザを食べた。薄い生地にしてみたら、一気に平らげてしまった。
「土」という本が出たらしい。「木」は持っている。「木」の続編らしい。
思いつきで絵日記を描いた。こんなことをしている場合ではなく数学をしないといけないのだが。
9/3
0時就寝、7時起床。
今日はコミティアがある日らしい。今まであまり注目していなかったが、Misskeyの影響で一次創作にも注目するようになった。次回行けたら行ってみたい。
性癖全開のえっちなおはなしを書いて、友人に送った。別に友人はぼくと同じ性癖を持っているわけではない。
漢字でGOの実況動画を見ていた。夏休みが終わるのが嫌すぎてずっと遊んでいる。
研究もした。多項式がでかすぎて計算に10分もかかってしまう。36万文字もある。もっと大きい例でも計算したいが難しそう。高速化できるだろうか。
9/4
0時就寝、7時起床。ぐっすりとは眠れなかった。
同人誌を作ってみたい。数学の同人誌なら作れそう。月刊組合せ論Natoriを書籍化するのはどうだろう。いつかは同人イベントにサークル側で出てみたいという夢がある。
久しぶりにゼミがあった。夏休みにやった研究をまとめて発表した。といっても予想を作っただけでまだ実績がない。ぼくの予想は特定の条件の下である等式が成り立つというものだが、条件がついているのは美しくない。もっといい等式があるだろうか。途中数学のモチベがかなり下がっていたけど、ちゃんとやろうという気持ちになった。やはり数学は楽しい。
yukicoderに数学的知識問題というジャンルが新設されたが、誰も使っていないので1問作ってテスターを募集した。個人的には通常問題に出せないほど高度な知識を使う問題を数学的知識問題にしていきたいと思っている。フック長公式は通常問題でも出せそう。
『冒険の書』を読み終えた。「なぜ学校の勉強はつまらないのか」「なぜ学校に行かないといけないのか」といった問いから始まる、知的な冒険の記録。過去の偉人に学びつつ、世界を変える方法を模索する。以下に共感した部分を書き記す。
- 効率のために基礎から応用の順番で学ばされる:確かに数学を学んでいても、発見された順番と学ぶ順番が一致しないことが多い。役に立つことが後にならないとわからない勉強は、大抵つまらない。
- 学びから遊びが切り離された:遊びながら学ぶと楽しいしよく覚えられる。しかし学校の勉強では切り離されている。これでは楽しいわけがない。
- 能力は幻想:前に「能力の生きづらさをほぐす」という本を読んだことがあるが、それと通ずる部分も多そう (内容忘れちゃったけど…)。人々は能力とかいうなんかよくわからないもののために日々努力を強制される。「お前の人生が上手くいかないのは能力が低いからで、能力が低いのは努力不足だからだ」といった自己責任論が蔓延している。著者も百害あって一利なしと強く言い切っている。
- 答えようとするな:問題解決だけを考えていると視野が狭くなりかえって上手くいかないことが多い。逆に違うこともやることで意外な発見があることも。だから役立つことだけをやるのではなく、むしろ好きなことを探究する方が世の中をよくする可能性がある。選択と集中にも同じことが言えそう。
Twitterなどで何回も言っているが、すべての人間が働くべきという常識を捨てなければならない。今やAIの時代。このままいけば労働はごく一部の優れた人間にしかできなくなる。すると多くの人間が働けなくなり、お金を稼げず生活できなくなるだろう。常識を変えなければならない。これがタイトルにもある「AI時代のアンラーニング」である。
もちろんすべての主張に同意しているわけではないし、著者も鵜呑みにしてもらうためにこの本を書いたわけではないだろう。大事なのは自分で経験して考えること。ぼくはまだ世の中のことをほとんど知らない。もしぼくが冒険に出ることがあれば、この本はきっと支えになる。
久しぶりのゼミでエネルギーを使い果たしたのでラーメンを食べに行った。からいやつ。
描きたい絵も依頼したい絵もかなりたまっている。ちょっとずつ消化していくか。
9/5
日付が変わる前に就寝。6時半起床。屋敷から脱出するゲームをみんなでやるみたいな夢だった。脱出したときに床がカラフルなタイルだとゲームオーバーになってしまう。
Skebリクエストが承認されていた。完成を楽しみに待つ日々が始まる。
数学に関するおはなしを書き進めた。たぶんここでは公開しないやつ。
二度寝をした後、買い物に行った。ついでに久しぶりにフードコートに寄りカレーを食べた。
絵を描いた。今までゲームのキャラクターばかり描いてきたが、初めて代理キャラと呼ばれるものを描いてみた。喜んでいただけるかどうか考えるとめちゃくちゃ緊張した。
9/6
0時就寝、7時起床。学校で謎解きをする夢だったかも。特定の手順を踏むと過去の思い出が手に入り、最終話っぽい感じだった。朝ごはんを食べて二度寝した。
組合せ論楽しいチャンネルに動画をあげた。そろそろ組合せ論に関する動画も作らないといけない。
松屋から糧が届いた。みんなの食卓でありたい松屋は、少なくともぼくの食卓である。
祖父が新型コロナに感染して入院していたが、ある程度よくなったのでコロナ病棟から一般病棟に移るらしい。感染がかなり広まっているらしい。みんなも気をつけよう。
今日も漢字でGOの実況を見ていた。進捗はない。
9/7
0時就寝。中途覚醒を挟みつつ7時起床。ねむい。
久しぶりに組合せ論の論文チェックをした。面白そうな論文がいっぱい。有名な教科書 Enumerative Combinatorics の Volume 2 の Second Edition が出ていることも知った。論文情報をまとめておく。
- Proof of Dilks' bijectivity conjecture on Baxter permutations : Baxter permutation と非交差経路の3つ組の間の全単射。Baxter permutation を調べてNatoriの記事にしたい。
- Hook length and symplectic content in partitions : シンプレクティック版に興味があるという話を前にもしていたと思う。フック長や容量に関する等式が出てくる。
- Baxter tree-like tableaux : これも Baxter permutation が関係ある。図が多いと楽しい。
- Domino Tilings of 2 × n Grids (or Perfect Matchings of Grid Graphs) on Surfaces : 2×nのグリッドにドミノを敷き詰める話は組合せ論楽しいチャンネルでも取り上げた。この論文ではグリッドをくっつけて帯にしたりメビウスの帯にしたりする。
- Some results on LCTR, an impartial game on partitions : LCTRというヤング図形に関連したゲームを解析する。AGCに似た問題があったような気がする。
- On Parking Functions and The Tower of Hanoi : パーキング関数とハノイの塔が関係するらしい。タイトルだけで面白そう。
もちろん二度寝した。
本屋に行った。何も買わなかったけど欲しい本が増えた。買う前に積読を消化しないといけない。
はてなブログにMastodonとMisskeyへのシェアボタンを設置できるようになった。スーパー偉業。早速このブログにもつけた。
『冒険の書』を読み終えたので長らく積読にしていた『くらしのアナキズム』を読み始めた。「国家があとからやってきた」という表現、なるほどとなった。重い税金の中で国のために働くことが当たり前にされているけど、それが当たり前でない時代があったのだなぁ。
ミリオンライブのアニメが映画館で上映されているが、見ていない。ミリオンライブはグリー時代から触れているが、最近はあまり触れられていない。アニメは見たいという気持ちがあるが、映画館まで行く気力が湧かない。放送されたら見たい。
数え上げ組合せ論の研究集会。あとでチェックする。
https://ecajournal.haifa.ac.il/Conf/ICECA2023.html
テスターを募集していた問題のテスターが見つかった。