ぼくたちの生活は変わり続けている。暮らしは便利になっていくが、手放したものも多い。壊れ始めている世の中を立て直すために、手放したものを再構築する必要があるのかもしれない。そんなことを思いながら今週の記録を始める。
9/8
0時就寝、7時起床。雨が降っている。
休載中だけど月刊組合せ論Natoriを書いた。再開時にちゃんと連載できるようにある程度ストックしたい。あとはもしNatoriを書籍化するときは書き下ろしを加えたいのでその準備も。
AtCoder WTFが始まった。問題を眺めた。Eは広義単調増加なのでヤング図形っぽさを感じたが、2500点なのでぼくには解けないだろう。
雨の中Amazonから荷物が届いた。
XのDM通知が表示されていなかったせいでDMを見逃していた。しっかりしてくれ。
WTF Eの解説を眺めた。思ったより組合せ論だった。ぼくも組合せ論で2500点問題を作ってみたい。
LCTRというゲームの論文を読んでNatoriのネタにしようと思ったが、半分くらいAGCの解説にあるなぁという感想になった。記事は書けないかもしれない。
9/9
23時就寝、7時起床。すべてを投げ出して家出する夢だった。駅でチャージをして、特急に乗ろうとしたが特急券は満席で買えないみたいな夢だった。家出したり逃げたりする夢、結構な確率で見る。
論文メモ。MacMahon’s statistics on higher-dimensional partitions. ヤング図形や平面分割は有名だけど、より高次元のものはそんなに知られていない。この論文は高次元への一般化もあって面白そう。dual stable Grothendieck 多項式の高次元版も出てくる。
『くらしのアナキズム』一章を読んだ。国家がなければ「万人の万人に対する闘争」状態となると思う人もいるかもしれないが、そうでもないらしい。そもそも国家はある程度人がいないと成り立たないので、人を集めるために争いを仕掛け捕虜を集めていた。国家が闘争を生んでいる。農民たちにしてみれば、自分たちが必要な分だけ作物を作ればよかったものが、国家が誕生すると他の人に分け与える分まで作らなければならなくなる。江戸時代の農民も米はとられ、自分たちは他の穀物を食べていたらしい。国家は国民の生活を守るために生まれたのではなく、人々を苦しめるために生まれたのかもしれない。こう聞くと国家カスだなーという気持ちになるけど、このあとどういう話になるんだろう。気になる。
二度寝した。夢はさっきの続きで、バスに乗ってどこかへ逃げるみたいな夢だった。
yukicoderで作業をした。厳密な証明を書くのに苦労した。
組合せ論に関する執筆をしていた。怪文書かもしれない。
数学の勉強をしていたが、眠気が来たので寝た。
9/10
23時就寝、7時起床。数学の答案が返却されたが、受け取っていない人がいたのでぼくが返却するという夢だった。返却相手は高校の同級生だったりキャラクターだったり、いろいろ混ざっていた。
数学の文献調査をして、へーという感情になった。楽しいね。それと同時に自分の理解の甘さを痛感。
二度寝した。8時間寝ても眠いものは眠い。午前のほとんどを睡眠に費やしている。
友人のために数学のおはなしを作っている。だいぶ完成が近い。
yukicoderで出題した。数学的知識問題のジャンルで出題する人がいなかったので作った。ラマヌジャンの等式を使うのでこのジャンルにした。使わなくても解けるので、気軽に解いてね~。
「漢検マスター準1級」を進めた。今のところAの書き取りまで。うろ覚えになってた部分もあるけど、意外と書ける。
昔ゼミで読んでいたプレプリントがそろそろ出版されるらしい。というかオンラインではもう読める。
9/11
0時就寝、7時起床。今週はゼミがない。
Skebで依頼した絵が納品されていた。かわいい。今月はもう1回くらい依頼したい。
#skeb
— がおん (@kuronekozonbi) 2023年9月10日
納品完了~~~!!🐇 pic.twitter.com/EDj8dXo7Ok
大学に行き、本を3冊借りて2冊買った。借りた本は全部組合せ論と関係ある本で、そのうち2冊はゼミ用。買った本は数学と漢文。他にも買おうとしてた本があったけど見つからなかった。
疲れ果てて横になっていた。
作問をしたが、いまいちよくわからない。完成させて公開するか没にして流すか迷う。
競プロ界隈の治安が悪いという人がいる。変な集団ではあるけど治安が悪いとは思ったことがないので、人それぞれだなあという感じに。競プロerのよくない部分として挙げられていたものは、大抵のオタクに当てはまりそうだった。
早速Skeb依頼を出した。アピールがたくさん来ていたのでその中から1人に依頼した。
ミリオンライブがTLで流行ってる。アニメ化効果だろうか。自分語りをすると、ミリオンライブを知ったのは2ndライブの少し前あたり。このころはミリシタがなくグリー版だったころ。ライブは3rd幕張初日、4th初日、5thに行った。それくらいハマったコンテンツではあるものの、精神的に壊れてた頃から触れられなくなってしまった。再開したい気持ちだけがある。ソシャゲは続けるのが大変だ。グリー版は適当にポチポチできたので楽だった。ミリシタもいいゲームだと思うけど、やはりぼくにとっての実家はグリー版なんだよなぁ。
9/12
0時就寝、7時起床。その後軽く二度寝。
寿司を食べた。寿司パックの名前に「うしお」があって、生塩ノアさんを想起した。しかしいっぱい食べたかったのでもっと大きいサイズの寿司を買った。
『能力の生きづらさをほぐす』や『冒険の書』を読んで能力やメリトクラシーに疑問を持っておきながら、競プロのレーティングに疑問を持たないのはおかしい気がしてきた。学校は知識を授ける場であると同時に人間性を育てる場でもあるが、いつしか「点数がいい人は人間性が優れており、点数が悪い人はダメな人だ」という風になってしまった。競プロ界隈でもレーティングが高い方が発言も正しいという、いわゆるratismがあったりする。似たようなものだろうか。個人的にはレーティングが低くても界隈によい貢献をする人もいれば、レーティングが高くても人間性が終わっている人もいるように思う。そもそもレーティングって何を測っているんだ?○色コーダーなら○○ができる、みたいなものはないがち (人によって得意なものがバラバラなので)。
ファミチキを買うついでに、ぼざろウエハースを見かけたのでこれも買った。リョウが出た。
作問のよくわからなかった部分がわかってきたが、以下の部分だけよくわからない。一応証明はできたが、組合せ論的な証明もほしい。evacuationが関係あるかと思ったが違いそう。
n×kの長方形がある
— 箱 (@hako111223) 2023年9月12日
ここからヤング図形λを取り出し、残った部分を180度回転させてヤング図形μを得る
このときλ, μ上の (成分がn以下の) 半標準タブローの個数は等しいらしい
いい証明あるかな
作った数学のおはなしに修正を加えた。新しいおはなしも書きたい。
昨日寝る前に、明日はこれをやろう!と思っていたことがほとんどできなかった。寝る前が一番元気かもしれない。日中は元気がない。
9/13
0時就寝、8時起床。
論文を眺めた。それからゼミ準備をした。
またしてもアカデミアの暗い話が話題に。アカデミアの辛さは一般人にはなかなか理解されなさそう。ぼくはアカデミアの道には進みません。進みたいと思っても進めなさそうだけど。結局ぼくは何者にもなれなさそう。かなしい。
マクドナルド多項式の本が出たらしい。これの元となった講義のノートが公開されているはず。そちらもチェック。
📙 数理物理のためのコンパクトな英文テキスト#SpringerBriefsinMathematicalPhysics シリーズに第50巻が登場!
— Springer Japan (@SpringerJapan) 2023年9月11日
野海正俊 (神戸大学名誉教授, 立教大学大学院理学研究科数学専攻特任教授) 著 "Macdonald Polynomials"#マクドナルド多項式 #アフィンヘッケ環 #表現論 https://t.co/IfmqDzPYBk
数学じゃないおはなしと、数学のおはなしを書いた。数学のおはなしといっても書いた部分には数学が出てこない。
労働に関する怖い話を見て、就職したい気持ちがさらに減少。なんでこんな会社が存在することが許されているんだろう。
組合せ論のグッズづくりをしていた。
9/14
23時就寝、7時起床。Skebで依頼した絵が納品されていた。オリジナルキャラクターの花鶏ちゃんで依頼するのはこれで3回目。かわいい。
アイコンの子をSkebで描いてもらった!かわいい~
— 箱 (@hako111223) 2023年9月13日
イラスト:さくら様https://t.co/RnyllYiyqz pic.twitter.com/3H1O91nFEd
Unityの新料金が話題になっている。どうなってしまうのだろうか。昔ちょっとだけUnityを触ったことがある。好きなVTuberの3Dモデルが公開されていたので、それを動かしてみた。
二度寝した。Skebのアピールが無限に来る。無限に依頼したいけど、そうすると破産してしまうのでほどほどにしている。リクエストをもらうためなのはわかっているけど、オリジナルキャラクターを褒められると嬉しくなるね。
本屋に行って2冊買った。左の本は新しい学校を作る試み。現行の学校が社会に適合することを目指す学校なので、社会から外れることを目指す学校を作る、らしい。右の本は前から気になってた本。文章を書いて冒険に出る、みたいな感じ?
yukicoderで作問をした。
シューベルト多項式を理解しないといけないなという気持ちになっている。『Schubert多項式とその仲間たち』は代数的にシューベルト多項式を定義しているように見える。『ヤング・タブロー』は幾何学的。この2冊で基礎固めをしたい。その後は幾何学的なリトルウッド・リチャードソンについて調べてみたり、グロタンディーク多項式の方へ進んだりしたい。組合せ論の可能性は無限大。勉強の過程はNatoriに記録していく予定。
山下真由子さんが受賞していた。おめでとうございます。
Congratulations to Mayuko Yamashita on winning the 2024 Maryam Mirzakhani New Frontiers Prize for work on mathematical physics and index theory. https://t.co/uLhtm3bUwS@KyotoU_News pic.twitter.com/OLZQ3wXYAb
— Breakthrough (@brkthroughprize) 2023年9月14日
最近1日があっという間に過ぎてしまう。時が流れるの速くなってない?