桜花爛漫。しかし花見はしていない。
新年度。
ホッブズによる言葉「万人の万人に対する闘争」はよく知られている。自然状態では誰もが自己保身のために闘争するという言葉だ。争いを避けるために国家が必要だと言われている。しかし現代を見ると、国家が存在するせいで争いが起きているようにも感じられ…
行ったり来たり。
放課後、帰ろうとしていると同級生の花鶏が近づいてきた。 「この後大丈夫?一緒に行きたいところがあるんだ」 僕は花鶏と一緒に下校することになった。 どこに行くのか聞いてみたけど、着いてからのお楽しみとしか答えてくれなかった。 しばらく歩くと、小…
最近また雪が降ったけど、春は近づいてきているはず。
「飲酒は、いいぞ」 同級生の花鶏から衝撃的な一言が飛び出してきた。聞き違いかと思ってもう一度聞いてみたけど、 「最近、飲酒を嗜んでみたけど、素晴らしい味わいだった……」 と言っていた。花鶏は昔から漢字の勉強が好きで、最近は親孝行にも励んでいて立…
故郷へ錦を飾る。
ついにこの日が来た。 今日は花鶏の家に行く約束をした日だ。今日までずっと落ち着かない日々を過ごしていた。 放課後、花鶏とともに学校を出た。花鶏についていく。 しばらく歩くと花鶏が立ち止まった。そこには一軒家があった。 「ここが私の草廬。入って…
「この熱鬧では話しにくいから、もっと静謐なところに来てくれないかな?」 花鶏と教室で会話することが多くなってきたが、今日は様子が少し違う。 教室は賑やかなので、ここでは話しにくいということだろうか。 僕は花鶏についていく。しばらく歩くと、周り…
動いてないから寒いよ~。
一度敗れた相手に挑む。
春の温かさを感じながら外を歩いていると、ベンチに同級生の花鶏が座っていた。 手帳に何かを書きながら考え事をしているようだったが、僕の存在に気づいて話しかけてきた。 「一緒にこの景色、見る?」 僕は花鶏の隣に座った。 ありふれた景色が広がってい…
代わりを探そう。
珍しく図書室に寄ってみた。 教室の賑やかさとは打って変わって、静かな空間である。 僕は特に探している本もないので、適当に歩く。知らない本がいっぱいある。 すると、漢字の本を見つけた。手に取って開いてみると、難しい漢字がいっぱい書かれていた。 …
動くことができない。
人間と農業のアナロジーを考えてみる。本来自然は多種多様な生物・植物が複雑に絡み合って存在している。一方で農業では1種類の作物をひたすら育てる。人間も、生まれながらの存在は一人一人異なる多様なものだが、教育によって均一にされていく。農業では生…
現代社会に疲れている人は多い。ひとつの物差しで測られ続け、逃げ場もない。いざとなったら逃げ込める異世界があれば、心の余裕ができるだろう。過去にはそのような場所が存在したらしい。今こそ、新たなる異世界を創造すべき時ではないだろうか。
どんなに美しい宝玉も、磨かなければ朽ち果ててしまう。受け継がれてきた先人たちの宝を、受け継ぐか朽ち果てさせるかは我々次第。
短いような長いような、そんな修士課程ももうすぐ終わり。
竜頭は腕時計にある部品のこと。竜頭蛇尾は、初めは勢いがよいが、終わりは振るわないこと。そんなことより、辰年になります。
遠足が終わり、いつもの日々に戻った。 ある日、僕は自分の席に座ろうとすると、同級生の花鶏(あとり)が駆け寄ってきた。 「作ってみたよ、漢詩」 花鶏は手に紙を持っている。僕はそれを受け取った。 そこには難しい漢字がいっぱい書かれていた。 以前に見…
晴れの日が続いていて気分がいい。おでかけしたくなるね。
社会の木鐸になるぞ。
この記事は木 Advent Calendar 2023 の20日目の記事です。 最近は研究ばかりしていて論文を読む時間がとれていません。そこで、手元にある論文の中から次に読みたい木に関する論文をまとめることにしました。 筆者の関心は組合せ論にあるので、分野が偏りま…
この記事は木 Advent Calendar 2023の16日目の記事です。 データ構造の木や植物の木などを語ってよいとのことなので、いろいろな木を語っていきます。
ダイエットしたい。
忙しい時期です。
この記事はでぶ Advent Calendar 2023の8日目の記事です。 2年目の開催、おめでとうございます。去年のでぶアドベントカレンダーでは、埋まらなかった分は主催であるshojinさんが埋めると書かれていたのでなるべく負担を減らすべく4枠もとってしまったわけで…
輝く星のように。